2023-09-11
下を向いても、一歩ずつ前へ
山に登っていて、苦しくて、しんどくて、息も絶え絶えになったとき、
僕は視線を下げて、足元を見る。
もっとも、足元ばかり見ていると道迷いしてしまうので、正確にはごく近い目の前ということになる。
遠くの目標地点ばかり見ていると、「えっ、まだ? まだなの?」とつらさが先に立ってしまう。
なかなか近づかない状態に、心が折れそうになる。
そんなときは、視線を下げてひたすら歩を進める。
どんなにゆっくりでも、どんなに小さな歩幅でも、足を前に出し続ける。
そのことだけに意識を向ける。
そうやって時間を何とかやり過ごし、ふっと視線を上げたとき、
目標としていた場所は間違いなく、確実に近づいていることを実感する。
そして、ときには自分でも驚くほど近くなっていることがある。
上を向くことすらできないほどつらくても、歩き続ける、一歩を刻み続けること。
その一歩は、間違いなく、確実に、てっぺんへとつながっている。
(撮影地:北海道美瑛町)
最近、色々考えてしまい…ちょっと立ち止まっていました。一歩を刻み続けること…はっとしたんです!
明日からまた一歩踏み出します。
ありがとうございました。