2023-11-07
深まりゆく秋に君を想う
木々の葉はすっかり落ちて、
落ちた葉が小径を埋め尽くす。
午後の太陽が
落ちたモミジを照らし出し、
大地は燃え立つような光の世界だ。
すっかり裸になってしまった森では、
ぽつんぽつんと、真っ赤に色付いた
モミジがまだ頑張っていて、
青く澄んだ秋の空に映えている。
冷たく乾いた風が吹く。
頑張っていたモミジが、
はらはらと地面に舞い降りる。
落ち葉の小径に伸びる、
長い影と短い影。
深まりゆく秋の昼下がり。
ふと君のことを想っていた。
(撮影地:北海道苫小牧市)
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