2024-11-27
星降る夜に
ふたご座流星群の夜。
はるにれさんと星をながめる。
夜空に浮かぶたくさんの星たち。
そこからこぼれ落ちるように星が流れる。
ここにも、あそこにも。
次から次へと、とめどなく。
とどまることを知らない涙のように。
ひとつひとつ、次から次へと、とめどなく。
この流れ星たちは夜空さんの涙なの?
それは悲しい涙、それともうれしい涙?
そんなことには答えてくれることもなく、
星はとめどなく、とめどなく流れている。
どこからともなく、突然に、瞬く間に。
悲しみの涙なのか、喜びの涙なのか、
だれにも知られることもなく、
次から次へと、とめどなく流れていく。
こぼれ落ちた星は、鋭く閃光を放つ。
そして、すぐに消えてしまう。
悲しみと喜びを、すっと隠すように。
漆黒の夜空に、光の筋を残しながら。
(撮影地:北海道豊頃町)
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