2023-10-05
雨の秋の日に夏を想う
昨日、北海道の最高峰、大雪山系の旭岳での初冠雪が発表された。
山の上はもう雪の季節。ほんの少し遅れたようだけれど、季節は着々と巡っている。
今日は全道的に雨らしく、僕の住んでいる街では、最高気温が20度に届くことはないらしい。
空はもちろん、どんよりとしていて、外は日中になっても薄暗く、しかも寒い。
秋は日差しもやわらかくなって優しい反面、こんな日はうすら寂しい気分になってしまう。
暑くてあんなにうんざりしていた夏が、はるか遠い日のように思えて、なんだか恋しくなってくる。
Tシャツに短パンと、沖縄の島ぞうり。
身軽な僕の夏の定番スタイルに、長袖、長ズボン、靴下、靴と、長いものと覆うものが加わってきた。
下の写真は、今年の夏に北海道留萌市の黄金岬で撮ったもの。
この日は夕焼けがとってもきれいで、そのときの写真は本ブログ「夕日と朝日」にも載せている。
岩に腰を下ろしたり、写真を撮ったり。
たくさんの人がいて、それぞれ思い思いの夕暮れ時を過ごしていた。
秋の黄金岬は、きっと閑散としているに違いない。
あれだけの人がいたことが、まるで遠い昔の幻想だったかのように。
そして、この夕焼け。
夏ならではの色づかいと、あつい1日の余韻、文句なしにたまらなくきれいだ。
過ぎてしまってあらためて、そのとき、その瞬間の素晴らしさに気づく。
僕って、なんでいつもこうなんだろう… なんて考えてしまった。
もういまさらなんだけれど、
あの、あっつーい夏の日々がやっぱり恋しいなぁ。
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