2024-01-03

新たに始まる一年に願いをのせて

2023年が終わり、2024年が始まった。
いつものことながら、自分のことに関して言えば、これが変わったということはないけれど、
変わらないということも、また新たな始まりの序章なのかもしれない。
だとしても、ただほんの少しくらいは変わってほしいな、
なぁ~んて淡い期待が胸に湧いてしまう。

2024年1月1日。北海道札幌市西区にある発寒神社へ初詣る。
たくさんの人が新年の祈りを胸に社殿に列をなす。
参道の脇に鎮座している狛犬が、雪帽子の下で微笑みながら参拝客を迎えている。

参道脇に下げられた絵馬には「去年よりも ただよい年になりますように」。
別の絵馬には「とうちゃんがはやくかえってきますように。かぞくみんなが、けんこうでいれますように」。

みんな、それぞれの想いを胸にお賽銭を投げ、鈴を鳴らし手を合わせている。
おみくじを引いてああでもない、こうでもないと話しながら、おみくじ掛けに結びつけている。


一年の始まりの日には、たくさんの願いが交錯している。
こんなにもたくさんで、膨大な数の願いなのだけれど、ひとつひとつが大切にされて、
どんな形にせよ叶ってくれればいいのになと想いつつ、2024年最初のシャッターを切っていた。

年明け早々、起こってしまった地震と津波の被害。言葉がどうにも見つからない、
悲しさとやりきれなさでいっぱいの一年の幕開けとなってしまったけれど、
12月31日の大みそかにはどうか、みーんなが「大変だったけど、いいこともあったな」
と振り返ることのできる一年になりますように…。

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