今日という日に向かって

昨日までの自分と、今日の自分。
今日の自分の方がいいに決まってる。

それは、たった１日、
たった24時間だけれど、
いろんなことを見て、聞いて、
決断して、やり遂げたんだから。

だからきっと、必ず「なにか」が
プラスされているはずなんだ。
間違いなく「なにか」は。

今は「なにか」はわからなくても、
いつかわかる日がきっと来る。
だからもっと自信を持って前へ進もう。

今、僕の目の前には、こんなにも
穏やかな青い空が広がっている。
でも、海はうねるように荒れていて、
とんでもなく強い逆風が吹いている。
波が消波ブロックで白く砕け散る。
それは、なんだか僕らの毎日のようで。

静かな港の中から、
そんな荒れ狂う外海に向かって、
頼りない小さなオールを手に船を漕ぎ、
沖に向かって進んでいくのが僕たちの
毎日であるならば、昨日まで積み上げて
きた自信という名の羅針盤を胸に、
今日という日に向かって船を出そう。

そして、ありったけの力を出し切ったら
また静かな港に帰って来ればいいんだ。
さあ、出航だ。船を出そう！

（撮影地：北海道苫前町）