2023-04-26
オソウシ温泉 鹿乃湯荘
僕の愛読書の最新刊「北海道いい旅研究室19」(2023年4月24日発行 のんびり出版社 海豹舎)が出たので早速読んでいたら、新得町にあるオソウシ温泉鹿乃湯荘が2022年10月いっぱいで休館になったという記事が載っていた。このまま閉館の可能性もあるという。この雑誌にはいい温泉がいっぱい紹介されていて、新しいのが出るのがいつも待ち遠しい一方、「いい温泉が閉館になった」という記事も増えてきていたりして、一度は行ってみたかったのに残念ながら行けなかった温泉がいくつもある。中には、紹介されていた温泉に行ってみたら既に閉館済みというところもあったりして、こじんまりとした昔ながらのいい感じの温泉を取り巻く状況は厳しいのだろうなと実感してしまう。
鹿乃湯荘は7kmの砂利道をずんずんと入って行った先にある一軒宿で、この建物の外観のインパクトとお湯、途中まで迎えに来てくれる放し飼いの秋田犬ケンくんがとってもいい感じだった。「北海道いい旅研究室19」によると、ここのお湯は「PH10の北海道最強アルカリ泉」なのだそうで、最強のお湯に最高のロケーションだっただけに、本当に残念だ。
そんなオソウシ温泉に行ったのは2020年3月のこと。この日は、女湯の暖簾をくぐると「脱衣場のベンチでおばさんが真っ裸で寝ていてビックリした!」と妻が笑いながら言っていた。そのおばさんもビックリしていたというので、誰も来ないだろうと油断していたのかもしれない。そんなふうに思いっきりのーんびり(?)できる僕好みの温泉が、またひとつなくなってしまうのかもしれない。
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